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ITベンチャーの創り方(その6)私の生い立ち(入社の初動でつまずく)

前回のブログで、私が就職した会社をトッパンムーアであると紹介したが、実は、入社したのは10月である。
なぜ10月になったのかを説明すると、アメリカからの帰国後、就職活動を開始はしたが、私の場合9月ぐらいから始めたため、ほとんどの大企業の採用活動は終了しており、思いを描いていたイメージの企業への就職は無理な状況にあった。私は世間をなめており、友人の心配とアドバイスは当たっていたのだ。

私の就職を心配してくれた別の友人は、父親がトヨタの重役であったため、トヨタグループの大手企業に紹介してくれる話が持ち上がった。困っていたところ、社名を聞くと有名企業なので、本当にありがたいこの話を進めよう、と一瞬思った。しかしよく考えてみると、コネで就職することは夢の追求とは異なることで、自分のためにならないと判断し、丁寧にお断りした。
友人の父親はかなり偉い方だったので、本当に気まずい気持ちになった。わがままな自分と向き合った結果、のちに気が変わったりしてうまくいかなかった場合、また迷惑をかけることになるかもしれないと考えたのだ。紹介で入社していたら、今とは全く違う人生になっていたかもしれない。

とにかく、就職活動には時期が遅いが、採用をまだ受け入れてくれる企業を中心に企業を数社訪問した。その中で、ぜひ入社してほしいという設立10数年の伸び盛りで元気の良いIT企業に入社することになった。面談では、海外で働く夢を語り希望を申し入れたが、その会社では約束はできないが、とにかく入社してほしいという企業の要望が嬉しく、素直に受け止め入社することにした。この会社の実名の公表は、本ブログでは避ける。入社後に短期間で退社することになり、この会社に迷惑をかけてしまったからである。のちに同社は上場を果たし、立派な成長を遂げ、現在では複数の企業グループからなるスポーツチームも持つような有名成功企業になっている。

さて、4月に名古屋から上京し、入社した。比較的長期の新人教育に入った。プログラミング、設計など、SEになるための基礎教育を受けたのちに、SE部門に配属されることになった。入社した仲間の様子や先輩社員とのとの会話により、徐々に認識したことは、自分の希望する海外の仕事は難しそうだということである。また、私はその企業のカルチャに違和感を持った。企業カルチャの良し悪しを語るつもりはない。入社前では分からない、この先やっていけるかどうかの自分の感覚である。会社の成長戦略や事業の方向性は理解できたが、自分が打ち込めるタイプの仕事ができそうもないと、何故か思ったのだ。

一方、7月頃、教育の一環で1か月間の営業実習に入った。市場に出て行う営業実習は、自由に計画を立て多くの企業を訪問できるので楽しかった。その時に訪問した企業の一つがトッパンムーアであった。たまたま面談できた部長が打ち解けられる方で、経験不足の私が組み立てる売り込みの話をよく聞いてくれた。その延長で同社のIT事業部門を紹介してくれたのだ。その部門では、運よくIT事業推進リーダーである部長に出会い、様々な話をした。そこで、その部長が私のことを見どころがあると判断されたのだろう。同社へ入社することを誘ってくれたことが、10月入社のきっかけとなった。当時所属していた会社で、真面目に先輩や人事の人と話しあったが、最終的には退社することになった。

このように、会社にわがままな希望を言う新人は相当珍しかったと思う。人事課長は親身に話を聞いてくれたが、引き留め策が中心の会話であった。とうとう人事は困り果てて社長に話をしたため、社長、常務に呼び出しをくらうことになった。社長と異例の面談になり、強く残留を説得されたが、退社させてもらうことになった。(今思い返すと反省点は多い。なんで社長にまでそのような主張をしたのか思い出すと怖くなる。)

偶然、縁があり入社したトッパンムーアはグローバル企業であり、新たにIT事業を10名程度で立ち上げようとしている最中であった。私はグローバルを視野に入れたIT事業にかかわることになり、やっと望む仕事のスタートラインに立った。

次号では、最初の5年で何に取り組んだのかを書くことにする。


トッパンムーア入社後の日が浅いころ、仲間と行った長野のペンションにて(本人手前)

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