PM-WaiGaya
コンサルタントのトーク動画
こんにちは。アイ・ティ・イノベーション能登原です。
前回、DX(デジタルトランスフォーメーション)の定義について説明しましたが、今回は、なぜDXを進めなければならないのか、ということに関して述べたいと思います。
前回、組織全体の情報をデジタル化することで、圧倒的な生産性向上を図ったり、組織の中に蓄積されたビックデータを利用して事業を創出する、ということが、企業の生き残りに取って必須と述べました。
しかし、なぜ?と疑問に思う方も多いと思います。自分たちの業種・業態で扱うサービスや製品が、直接デジタル技術に関係するわけでもないし、ここ5〜10年は今のままでも大丈夫、と考える方も多いように思います。
企業の目的は顧客の創造ですが、存続するために収益を上げ続けなければなりません。顧客が自社の製品やサービスを継続して購入してもらう必要があります。そのためには、顧客に対して価値を提供し続けなければなりません。立ち止まっていると新鮮味がなくなり、競合との競争ですぐに陳腐化してしまいます。顧客が「ここが不便で困っている」や「このようなサービスがあればいいな」と思うことは、際限なく湧き出てきます。人間の欲求は尽きないので、立ち止まることはできません。
企業存続のために顧客価値を継続的に提供し続けなければいけない宿命の中にあって、もちろんビジネスモデルが秀逸であることは大切ですが、最新のデジタル技術やAIを利用することで、劇的に顧客価値を高める可能性を秘めていることは明らかです。