さあ、「ITIフォーラム2015 in 名古屋」が7月10日に迫ってきました。本年は、出足がよくすでに多くのお客様に参加申し込みをいただいております。ありがとうございます。
テーマを「顧客思考で未来をデザイン」としています。未来の世界を前向きにすばらしい世界であると信じてこのテーマを選びました。メディアから流れてくる日々の情報から日本経済は、何とか成長の路線に乗ってきたかもしれません。
気は抜けませんが、ビジネスに関わる多くの人々が、“明るい未来がある!”と感じられるならば、そのような未来を実現する可能性が高くなると私は考えています。
一つ目のキーワードは、“未来をデザイン”です。未来を考える場合大切なことは、未来をでっかく、ポジティブに考えること。
現状からの延長線で未来を捉えるのではなく、理想と希望に満ちた将来に向かって現状から飛躍したストーリーを創造する。
人間にとっての未来とは、「なりたい姿」「理想の姿」を素直にダイレクトに想像するのです。
現状の問題や課題を、あれこれと考え、乏しい発想で、計画する未来には、苦しさが目立ち、尚且つ実現の可能性も低くなってしまいます。
そのような未来計画は、できるとわかっていることの組み合わせで構成されていて、真剣に想像力や努力を発揮しなくてもそれなりにできるようにみえてしまうのです。実際、計画を実行に移してみると思わぬ罠やみえなかった問題が生じて、普通のやる気のレベルで片付けてしまおうとする人たちを妨げます。また、すばらしい夢や希望を含んでいないために、そもそも人々の強い力が発揮しにくく縮まった状況になるからだと思います。安全をみて、このような行動をし、たいした成果も出せていない企業、社員は、現実に多く見受けられます。
私たちは、本当に実現したい未来を“どでかく”デザインすることで、現状からのギャップもはっきりと見ることができるわけです。
また、乗り越えるべき課題の解決策を明確にし、取るべきリスクを取り、ポジティブマインドで行動することが可能になるのです。
世界で偉業を成し遂げた人に共通することは、未来をでっかくデザインしている点です。
もうひとつのキーワードである“顧客思考”は、簡単に言えば、お客様に喜んでいただくことを原点に物事、サービス、製品などを考えることです。顧客の幸せ、喜ぶ姿を想像し、その実現に情熱を注げるかどうかが顧客思考で考えることができるかどうかの鍵になります。国や企業よりもずっと前に人が存在して、動物がいて、自然がある。経済活動で重要なことは、企業の成功よりも人の幸せに重きを置くことが自然なことであります。自然を大事にすることが前提で、経済活動をする。素直に考えれば自明なことを難しく考え不幸な結果を招くことが多くあります。
私は、3つの観点で未来を考えた。
① 社会的なトレンドを読む
② ITの未来を考察する
そして、新たな目標を設定したら
③ 新たな原理で行動すること
本講演では、顧客思考、マーケティング、人の成長、プライバシー理論、エンタープライズ・アーキテクチャを軸に、未来のITデザインのポイントを語ります。
皆さん、2015年7月10日「ITIフォーラム2015 in 名古屋(名鉄グランドホテル)」で会いましょう。
多数の参加者の方を心よりお待ちしております。