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言行一致


 間もなく平成26年(2014年)度が終わり、平成27年(2015年)度を迎えるお客様が大半です。年度が変わることで企業では組織変更や人事異動があったり、一方で新入社員が入社するなど、春は新たな気持ちで事に取り組むことが出来る良い機会です。

 そのような時季だからこそ、自省を込め、再度意識しておきたいことを今回のブログのテーマにしました。
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 『言行一致』

 先日、大手SI企業の役員の方とお話しをする機会がありました。その方曰く
 「部下は、ついてゆくべき上司か否か、その良し悪しを一瞬にして見抜く。しかし上司は、部下からどのように見られているのか、なかなか気付かない。」
 確かにその通りだと思いました。

 多くの組織で似たようなことが起こっていると思いますが、なぜ、このようなことが起こるのでしょうか?

 私が常日頃感じていることは、人は上司に対し一目置く、もしくは尊敬や信頼出来る部分が大きいか否かを感じ取っているからだと思っています。つまりその方(もしくは自分)が、会社や組織、さらに自己の目標に向かって前向きに取組み、口で言っていることと、行動が一致していることが、大変重要な要素だと思います。

 しかし何か事を成そうとする場合、上司がすべてのことを知り、判断し、行動出来るほど、今の世の中は単純ではありません。様々な人とチームを組み、個々人の資質を活かし、プライベートな事情を踏まえたうえで、皆が活躍出来る場を創り、協働出来るような目標や場を創り続け、かつ実績としてビジネスの伸張に貢献出来ている状態の中心にその人がいる。そのような方であれば、皆はついて行きたいと思うはずです。

 ところが、このような理想的な行動が出来る方は多くはおりません。だからこそ自分が出来ること、出来ないことを素直に認めた上で、目標に向かって皆の協力を得る姿勢を謙虚に取り続けることが、『言行一致』を体言している状態だと思います。

 組織変更や人事異動、新入社員が入社する今だからこそ、この『言行一致』を再認識し、実践する絶好の時季だと思います。

追伸:
掲載した写真、良いお天気ですが、写真の下部は真っ暗です。口で言っていることは晴天でも、行動は伴っていない(真っ暗)。自省の念を込めて・・・(撮影場所:宮城県仙台市の仙台城付近にて)

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竹内博樹
1991年 筑波大学卒業後、三和銀行のシステム子会社である三和システム開発株式会社(現、三菱UFJインフォメーションテクノロジー株式会社)入社。同社にて銀行業務のリテール、法人、国際の各分野において、大規模プロジェクトにおける企画・設計・開発に、主にプロジェクトマネジメントを実行するマネージャとして携わる。また開発後の保守にも従事するなど、幅広い業務でマネージャとして活躍。2004年より当社にて、大規模プロジェクトにおけるPMOの運営およびプロジェクトマネジメント支援や、IT部門の組織改革等、幅広くコンサルティングを手がける。 保有資格:情報処理 プロジェクトマネージャ、PMPほか。PMI会員、PM学会会員。

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