1 はじめに
前回のブログが少し手抜きだっただけに、今回は頑張ろうと思うのだが、、色々と立て込んでいて今回も申し訳ない感じです。。
最近、色々と思ったり考えたりすることが多く、振り返り、ちょっと迷走しているな、と感じている。しかしながら時間は待ってくれず、休む間も無い。ただむしろそういうときこそ気分転換が必要!と思い、考えているジャンルとあまり関係の無い本を再度読んでみた(笑)
振付師の夏まゆみ氏が書いた「エースと呼ばれる人は何をしているのか」という書籍を改めて読んでいる。内容はズバリモーニング娘。やAKB48(初期のみ)の振付を担当した経験から、安倍なつみや前田敦子、大島優子がどういう行動特性を有していたかを分析し、そこから「エース」や「センター」というポジションと担う人材の資質について明らかにしたものである(*1)。
内容は結構興味深い。この本の感想についてはまたの機会に。
2 情報システム部門とは
さて、今回のテーマだが情報システム(IS)部門について。前々回までCIOについて語ったものだから(まだ語り足りないのだが)、ちょっと視点を変えて、多くのCIO(*1)が統括するであろう組織に視点を移したい。CIOが立案したIT戦略を実現するには、その戦略実行部隊となる情報システム部門の存在が欠かせないからである。
「情報システム部」というと、専門誌上で最近結構ショッキングな特集が目につく。2014年1月23日号の日経コンピューターの特集は「崖っぷちのIT部門」だし、2014年6月号のアウキークラウド(*2)の特集は「ズケズケ言う情シスだけが物を言う」だ。特に後者では、情シスに異動になった女性社員が「もう私に未来なんてない」とショックを受けるというフィクション?もあるものだから(笑) まったく失礼な話だが。
ただ、、そういう見られ方されても仕方ないのかもしれない、とも思う。
誤解を恐れずに言えば、「情シス」という組織には何か特殊性(*3)があるという認識で、色々と考えないといけないのかと思う。これはつまり組織文化の話になるのだが、それを意識的にも無意識的にも理解しているCIOや部門長が、適切な統制をしたり、変革をなしたりしているように思える。
では、その特殊性とは何か?を考える必要がある。
3 何がヘンなの
つい先日、とある企業様のCIOの方との会話より拝借します。
情シス部門の何がいけないかというと『手段の目的化』。確かに彼らにとってはシステムを納期通りに提供したり安定稼働したりすることが第一だ。ただ、利用する側からしたら、情報システムは業務を効率的にすすめるためのツールでしかない。情報システムは『手段』であって『目的』ではない。
それは他部門から見ると特殊と思われる一因であることは間違いない。
でもやむなしという気もしないではない。
想像するに、他の部署(例えば総務や教育)だって同様に「手段の目的化」みたいなことが起きているのでは?と思うのだが、「情シス」の場合はどうも言われやすいのか。そして「崖っぷち」と言われる存在、なのである。
まあ、おそらくこの業界に生息している以上、情報システム部のあれこれ話は尽きない。特に、人材の話。
雑誌やネットで、情報システム部門の好事例を捉えるのもいい。が、この部門の構成員の属性や傾向を根本的に掴むということは誰もしていない?のではないか。ちょっと興味があるので、、自分なりにそのアプローチで掘ってみたい。
※申し訳ありませんが続きは次回ですm(_ _)m
注釈:
(*1) 目次に「アイドルはビジネスマンにとって最高の教科書と思え」なんてあるものだから、マーケティング的にターゲットを完全に狙ってるなぁ(笑)とわかっていながら購入した…
(*2) 現在は廃刊。ただし、Kindleで購入は可能なようである。
(*3) ネガティブな意味だけではない。
最後まで読んでいただきありがとうございました!!!
参考文献
※URLの最終アクセス日は何れも2014年10月29日
[1] 夏まゆみ、『エースと呼ばれる人は何をしているのか』、サンマーク出版 (2014)
[2] アスキークラウド編集部、『アスキークラウド 2014年6月号』、KADOKAWA / アスキー・メディアワークス(2014)
[3] 『日経コンピュータ 2014年1月23日号』、日経BP社(2014)