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“お祭り好き“と“お祭り嫌い“


【質問】
忙しそうに見えないようで、どんどん仕事を振られます。振られる仕事には苦手なものもあり、損している気分になります。
(27歳女性)

【かずみ先生より】
淡々と仕事をしている人は、難なく仕事をこなしているように見えるので、どんどん仕事が増えていきますよね。
その逆の例として、“お祭り好き“という人種がいます。

システムを構築する仕事をしていると、システム障害の対応することが少なからずあると思います。
関係各所との連絡、情報収集、障害分析、復旧方法検討等々。
隣のプロジェクトが障害対応をしていると、「今日は隣のプロジェクトメンバー帰れないのかな。かわいそう。」「お気の毒!」「くわばら、くわばら」って思ってしまうくらい本当に大変そうです。

この隣のプロジェクト、最初は気の毒と思っていたのですが、あまりにも障害が多い!そして毎回大騒ぎ!!
そのうち「お気の毒!」という気持ちから、徐々に変化し「またお祭り騒ぎ!」「また神輿担いでいるよ!」「あららら、神輿の上乗っちゃってるよ」と話をするように・・・

ここで“お祭り”とは、障害発生により大騒ぎをしている様子を皮肉ってます。
そして“神輿の上に乗る”とはPMが先頭切って大騒ぎしている様子を皮肉ってます。

しょっちゅう障害を起こすような品質のシステムを作り、毎回大騒ぎをして、さも誰よりも忙しそうに、一番仕事をしている気になっている。
要は、立て直しが必要な失敗プロジェクト。
神輿の上に乗っているPM、恥ずかしくないの?反省しないの?立て直し出来ないの?と思って冷めた目で見ていました。

仕事を多く振られるということは、“結果を出すことが出来る人“と信頼されているということです。
毎回大騒ぎをしている“お祭り好き“の隣で、着実に結果を出す仕事をしていると思いましょう。
ただ、もしかしたら、“お祭り嫌い”は、上司への報告や周囲への情報共有が苦手な一面もあるかもしれません。自分の成果を結果だけではなく、そのプロセス、思考も報告・共有すると良いでしょう。

今回は、毒舌かずみ先生でした!

*****
いくつになっても、幹事をしている私。飲み会のお店探し、旅行のホテル探しを、しょっちゅうしているような気が・・・。
沢山お店を知っていると思われているのかしら?
幹事が多いという悩み...現在、4つの飲み会のお店を探しているところです。

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関和美
奈良女子大学 理学部 物理学科(現 物理科学科)卒業 日本電信電話株式会社に入社(NTT分社化によりエヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社に転籍)。主に金融系のSEとしてNWシステム 構築の設計、アプリケーション開発の要件定義、設計工程を経験し、その後プロジェクトマネジャーとしてプロジェクトに携わる。 2007年より現職。大規模プロジェクトにおけるPMO(Project Management Office)の運営およびプロジェクトマネジメント支援や、IT構想企画の支援を行っている。PMP。

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