成田空港が、雪で混乱する中、私の便は、3.5時間の遅れで、マレーシアに何とか辿り着いた。マレーシアは、熱帯で日本との気温差は、約30度ある。そして今、クアラルンプール(マレーシア)に来ている。昨夜は研修参加者と懇親会を行った。プネや大連でもいつも思うのだが、こうして前途ある若者に飛躍の機会を提供できることは何よりも大事だし、楽しく、やりがいがある。私は、人が、変化していく姿を見ていると素直に嬉しくなってしまう。人の実力の変化は、マインド70%、スキル30%だと考えている。
日本に比べるとマレーシアの人たちは、明るく、元気がある。そのような場所に、我々の大連の教育コースの卒業生が、英語力では更に上の力を要求される、クアラルンプールの教育コースへチャレンジにやってきてくれた。こうして、若者の輪が広がっていくのを見るのも楽しみだ。マネージャクラスから20代の若者まで今回の受講生は4名だ。皆、提案できるグローバルITアーキテクトを目指している。それぞれが、前向きに刺激し合う環境が整った。さらに今日は、受講生を激励するために、受講生の所属会社の社長、人事担当の方も合流してくれた。
今、アジアは加速をつけて発展している。発展すれば様々なひずみも出てくるだろう。私は、そのひずみの分まで、現地で実感してほしいのだ。かつての日本と同様にアジアでも大きな変化が現実に起こっている。一方、この国々の人々は、日本からまだまだ学ぶものも多い。日本の教訓やそれを反省して磨いてきた日本のハード、ソフトの環境技術等を素直に取り入れてくれるだろう。我々も美しく大事な自然とともによりよい暮らしを人々が築けるように、そして我々が世界で孤独な存在ではないことを教えてくれる、そんな人たちと、互いに尊敬しあって生きていけるような世界を創っていきたい。
ともに発展していく、そんな未来にかかわれる日本人を増やしていきたい。そうすれば、アジアの理想の未来が描ける。