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少し先の旅の計画


 私は、仕事柄、毎月のように海外に出かける。若い頃は、ヨーロッパに多く出かけた。ロンドンが中心で数ヶ月滞在し、週末は、音楽や博物館や美術館めぐりをした。30代になり、行き先は、アメリカが多くなった。40代に入り日本企業の進出先や経済の中心は、欧米からアジアへ移り、中国、インド、ベトナムなどのアジアに出かける機会が増えてきている。特に2000年からは、ほとんどビジネス活動は、アジアが中心で欧米への出張の機会は、減ってきている。

 私は、本来旅好きであるが、仕事で出かける際には、ほとんど観光地には、出かけない。3回ほどカナダのトロントへ出張しているが、ナイアガラへは、一度も行っていない。インドへは、30回程度出張しているが、タージマハールへは、まだ行く機会が無い。なぜか、出張先で観光を楽しむ気になれない。また、人生を振り返ってみると過去に100回以上海外に出張しているが、家族と旅に海外に行ったのは数えるほどである。

・1982年に新婚旅行でシンガポール、香港、バリ島へ
・1999年に父と一緒に父の妹を訪ねてシカゴに
・2005年妻とサンフランシスコへ
・2007年妻、息子達とシドニーへ
・2010年妻と再びサンフランシスコへ

 妻とは、新婚旅行以来、2005年になってはじめてサンフランシスコに出かけた。昨年は、5月の連休を利用して、妻が行きたがっているヨーロッパ旅行をする予定が、アイスランドの火山噴火のために、渡航が困難になり、直前にまだ予約が可能なサンフランシスコに行き先を変更し、ナパバレーのゴルフ場付きのホテルに連泊した。妻は、ゴルフもワインも飲まないのは、分かっていたが、自分の都合で行き先を決めた。まあ、妻は、付き合ってはくれたが、本当は、満足していなかっただろう。次回は、ゴルフを封印することが、旅の条件だ。最初からゴルフが関係ない場所にしなければならない。

 ということで、今年の5月連休は、罪滅ぼしのために懸案のヨーロッパへ行くことにした。若い頃、ロンドン、を中心にオランダ、スペイン、フランス は、訪問しているが、今回は、プラハ、ウイーン、ブタペストに行く。妻の言葉を拾い、行き先を決める。後から何をするかを考える。歴史の勉強をはじめる。音楽、芸術の中心であるが、中欧のことは、分かってはいない。ほとんど知らない馴染みの無い場所に出かけるのもよい。仕事の機会も今のところ少ないだろう。2ヶ月以上前に行き先を決め、それから、ゆっくり勉強し何をしたいかを考える。そんな旅の楽しみ方も面白いと思う。

少し、遠い旅を計画し、準備から楽しもう。

・南フランス
・ウクライナやグルジア
・北アフリカ
・イタリア
・ボルトガル
・東欧 もいいな!!

その後は、南米、アフリカに行こう。

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林衛
IT戦略とプロジェクトマネジメントを中核にITビジネスのコンサルティングを行うアイ・ティ・イノベーションのファウンダーであり社長を務める。◆コンサルの実践を積みながら英米のIT企業とかかわる中で先端的な方法論と技術を学び、コンサルティング力に磨きをかけてきた。技術にも人間にも精通するPM界のグランドマスター的存在。◆Modusアカデミー講師。ドラッカー学会会員、名古屋工業大学・東京工業大学などの大学の講師を勤める。

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