会話の流れで、たまたま会食することになりより深くその人を知ることになり、何かの機会が生まれることがある。人生や人の行動は、予め設計されているわけでもないし、毎日明確な何かが現われるわけでもない。大切なことは、自分の意志で決めた行動に対して責任を持ち、その時間を機会として捉えることだと私は、考えている。
予期せぬ機会は、予期せぬ出会いや出会いから生じた決定によって生ずると考えられる。そうして得られた機会を生かし、行動し、新たな仲間や新たな価値を持った集団が生まれる。新しい価値や新しいビジネスは、どこから生まれてくるのだろうか?一人で、机の前で考えていても何も実現しないのは、自明である。私の少ないビジネス経験からすると今現在私が、携わっている活動の全ては、人との関係から、人との出会いから機会を見出し、それを何らかの形で発展させた結果であるといえる。
会話が、機会に発展する場合には、条件がある。それは、自分の意志と価値観がはっきりしていることである。機会とは、決して大それた事業や大発明・大発見のことではなく、些細な事が、将来の大きなチャンスへと発展すると思う。
人は、人の意志と価値観に反応する。また、過去ではなく未来を語ることが大切だ。過去にいくら栄光がある人であっても、未来の話が無く、現実への不満と過去の話しばかりであれば、飽きられるし何も進まない。真摯な態度で会話に臨む。明るくリラックスしてよい。どんな話題でも真面目に相手の話を訊くのだ。未来を話題にすること、価値の話をすることこそが、様々な機会を創造することになるし、その先を進める手がかりになる。機会が得られたら意志決定と行動することが、必要になる。機会を拾う。決断する。行動する。ただそれだけのことを、私はしてきたに過ぎない。