ここ2ヶ月の間に、3回のリーダー育成目的の人間力強化ワークショップを実施した。私自身が、必要性を感じて、数年前から構想していたコースがようやく完成し、リリースすることができた。受講者にどこに引かれてこのコースに参加したのかを尋ねると様々な答えが返ってくる。
タイトルは、「リーダーシップ、人間力強化セミナー ~リーダーとしての仕事の本質を考える~」としている。このタイトルを見て、数名の人が、人間力強化という言葉に引かれたと言っている。その背景には、何があるのだろうか。いろいろ、問いていくと、30代、40代になって、自分の方向性に悩んでいるようだ。まとめれば、以下のようなことである。
などなどである。多くの人は、今までの社会生活の中で欠点や足らない点の指摘はされているが、
「自分の強みは何か。その強みは、仕事で成果を収めるために具体的にどのように行動すればよいのか」
「人生を振り返り、将来を真剣に考えること」
「今現在の自分の状況や仕事の自分の中での位置付け、人間関係の状態を正確に知ること」
を立ち止まって考える機会は、与えられていないと思う。30年前よりも今の社会は、遥かに複雑で簡単には、目標を作りにくくなってきている。右肩上がりで経済が伸びていると流れに乗っていけば、目標は、見つけやすいが、現代は、全て自分で見つけなければならない。また、人の寿命が延びたために最初の仕事を全うしてもまだ30年近く人生が残されている。つまり、分かりやすく言えば、誰もが、自分で見つけ、自分で決断しなければならなくなってきている。社会に出て10年、20年経って、仕事や社会がなんとなく理解できるようになった頃、人生の進路や仕事での成功、人との関係について見直す場があれば、どんなに良いだろう。私自身に、そのような場がなかなか無かったというのもこのセミナーを開発した理由である。
この5点を踏まえて、自分のための計画を創る。明確な計画があれば、人生はより充実するだろう。2-3年後に、この計画は、見直さなければならない。
自分自身へのリーダーシップが取れてこそ、真のリーダーになれる条件だと私は、考えている。