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【第4回】話し方・秘伝のポイント教えます 2


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読者の皆様、こんにちは!
フリーアナウンサーの桑原麻美です。

やっと涼しくなりましたね。待望の秋到来!料理する時にコンロの前に立つのが億劫ではなくなり、食欲の秋♪そして街では、ちらほらブーツを履いている女性を見かけるようになり、ファッションの秋も楽しみたいところです。

さて、今回は前回の続きです。
まずは前回お伝えした、私、桑原麻美の話し方の秘伝のポイントを復習しましょう。
   1.発声 2.姿勢 3.視線 4.表情 5.語尾

前回は「3.視線」まで詳しくお伝えしました。発声、姿勢、視線(アイコンタクト)に気を付けていただくだけでも、ずいぶん印象が変わりますよ。

  1. 表情について。ずっと笑顔で話すのは良いことなのですが、それ以上に良いのは、会話に応じて臨機応変に表情を変えていくことです。
    あれはテレビ局に入社して半年、初めてのレギュラー番組の生放送を担当したときのことです。私は「相手の男性アナウンサーが話しているとき、どんな表情をしていたらいいのだろう?」と真剣に悩みました。ニュース番組であれば神妙な顔つきで隣にいればいいのですが、私が担当したのはスポーツ番組。考えた結果、ずっとニコニコしていることに決めました。放送終了後、「悪くはないんだけど…おまえはキャンペーンガールか!」と先輩アナウンサーから突っ込まれてしまいました。そうなのです。要求されていたのは笑顔ではなく、臨機応変な表情でした。楽しい話、明るい話をする時にはもちろん笑顔で、そして悲しい話、悩み事などであれば、それに応じた表情があるはずです。話の内容+(プラス)表情でも伝えるつもりで変化させてみましょう。

  2. 語尾は、話を聞いている方からすると、非常に気になるものです。若い女性の特徴として、語尾が伸びたり、上がったりする話し方がありますが、最近は若い女性のみならず、30代に差し掛かった女性(クセが抜けないんでしょうね)、さらには男性(身近な女性のクセが移ったのでしょうか)にも、語尾を伸ばした話し方をする方がいらっしゃって、非常に残念に思います。特に男性の場合、「この人は普段、いったいどんな女性と会話しているんだろう…」と思うこともあります。語尾を伸ばすと幼稚に聞こえるため、「この人に、大切な仕事を任せて大丈夫なのかしら?」ともなりかねません。
    またもうひとつ気を付けたいのが、消えてしまいそうな語尾です。語尾が小さく尻すぼみになってしまったり、「○○なんですけど…」「○○だと思いますが…」と途中で終わったりすると、途端に自信のない人、というイメージになってしまいます。営業職の方であれば、お客様は「この人の売っている商品は、本当にいいのかな?」と不信感につながってしまうかもしれません。
    逆に、語尾を最後まできちんと、短く切って話すと、それだけでさわやかで自信ある話し方になるものです。

前回も書いた通り、話し方はその人の生活そのものですので、変えるのはなかなか大変ではあるのですが、他人からの印象は大きく変わるはずです。まずは今日一日、試してみませんか?

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桑原麻美
桑原 麻美(くわばら あさみ) フリーアナウンサー ■名古屋を拠点に活動中。 ■大学卒業後、広島県の中国放送のアナウンサーに。その後、地元のメ~テレ(名古屋テレビ)アナウンサーとして、ニュース、情報、スポーツ、中継(Jリーグ、選挙、台風他)など幅広いジャンルの番組を担当。2010年4月に独立。局アナ経験の中で身に付けた安定感とアドリブ力で、現在は名古屋のFMラジオ局、RADIO-i(愛知国際放送)で朝の音楽・情報番組「MORNING LIVE」のDJを務める。その他、ナレーション、インタビュー、朗読、司会等。また、話し方・聞き方、マナー講師も務める。大切にしているのは「心を伝える、愛を伝える」こと。 趣味は読書、映画観賞、食べ歩き、小笠原流礼法。新たな出会いと新たなチャレンジが大好きです!

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