多忙で、プレッシャーのかかる仕事をしている人には、リラックスできる時間を持つことが必要だ。
私自身は、どのようにしているかを紹介しよう。
私の場合、仕事の上では常に新たな取り組みを必要とするが、私自身の余暇にもリラックスした上で、さらに冒険と安心感を必要としている。余暇であってもワクワク、ドキドキと安堵感、安心感を味わいたいと考えているためだ。贅沢な話だ。そのためには、新しい音楽を聴く挑戦(驚きや刺激を受けたい!という欲求)と、分かりきっていて安心できる音楽(安堵感を得たい!という欲求)を時に応じて楽しむことだ。自分ひとりの時間は、新幹線の中や飛行機の中である。この時間は、私にとっては大切な時間だ。
昨年、ノイズキャンセラー機能付のヘッドホーンを購入した。
昨日は、中部で弊社のITIフォーラム名古屋を実施し、本日は東京へ戻り、日経BP社主催のIT人材育成セミナーで講演である。準備の多くを、移動時間と細切れになった時間を足し算して活用している。年間20~30回程度、さまざまな講演を行っているが、ほとんどの時間は、細切れの時間の活用でこなしている。実は、この「達人のつぶやき」もそのような時間を繋いで書いている。もう4~5年程度このペースで書くことには慣れてしまった。でも、リラックスする方法の開発は必要だ。
昨年からリラックスする方法として音楽を「ながら」で聴くことにしている。これが、実に私にとっては、有効な方法だ。自分なりにこの方法を開発したのだ。
JR東海の新幹線ミュージックチャネルの5月・6月のサービスから良かった作品を紹介してみよう。
1.イン・ザ・クワイエット・ブルー
(~マリーン MEETS 本田雅人 B.B.Station~
BVCJ-34032 BMG JAPAN)
この曲は、ミーシャのEverythingの作者が、マリーンのために書いた曲で、本田雅人の編曲とマリーンの歌唱力が新たな世界を作っていて新しい価値を感じる。ワクワクの例だ。
2.Again
(JR東海の「うましうるわし奈良」キャンペーンソング
「Again/Nello Angelucci・Donna Burke」UPCH-5395、
ユニバーサル ミュージック)
有名なクラッシックのリメイク。安心と新しさのコラボレーション。
3.~名演!ハーモニカ奏者=トゥーツ・シールマンス~
バラ色の人生と風のささやき
ハーモニカの価値の再発見。安堵感を味わえる。
今週は、これに加えて、品川のライブハウスに帰宅前に一時間だけジャズライブを一人で聴いている。少々のつまみとワイン一杯で、ラテン系ジャズをワンステージだけ楽しんだ。
飛行機の中の時間も楽しめる。平均3枚程度の新作のCDアルバムを聞いている。
電車や飛行機のサービスは、限られた範囲での選択になる。だからかえってよい。
敢えて、普通なら選ばないようなCDを思い切って選択してみる。ジャズは、本来好きだが、嫌いな分類のジャズ、聴いたことの無い世界の民謡など。そのようなことから新しい価値を発見することがある。それが楽しみになる。嫌いな音が何度も聞いているうちに好きになることがある。美しいものの開発、嗜好の開発は、生産性と品質を結果として高める。
仕事以外にリラックスする方法の開発を、自分なりに考えてみてはどうか!