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自信を高めて成果を出すための原則


成果の出る人と出ない人の差は、どこから来るのだろうか?
私は、自信を持てるかどうかだと思う。

辞書で「自信」の意味を引くと「自分で自分の能力や価値などを信じること。」とある。自信は、簡単に言えば自分自身への信頼である。自分を信頼していない人は、他人を信頼することはできない。自信を獲得するためには、目標とそれを苦労して達成するための経験が重要だ。スポーツの世界の一流選手を見てみると分かりやすい。

目標とする選手が上にいるうちは、目指す選手を真似て良いところを見習って行動すればよい。自分がトップになった時は自分自身が目標になる。自信とは、高い目標と達成のための積み重ねの経験から生まれるものだ。常に挑戦するのでうまくいかない場合も多く遭遇するだろう。でも、諦めないで成功するまで実行するだけだ。
最後は自分自身の殻を破ることが目標になり、人格的にも成長する。

私の友人でもあるリーダーシップや生き方の先生、ブライアン・マーチン氏は、成果を出すための原則を以下のように纏めている。

1. 決断力 自分が本当に望むものをはっきりと決めること
2. 誠実心 自分にも他人にも正直であること
3. 自己表現 自分が感じたままを相手に伝えること
4. リスクを冒す 自分の限界を打ち破ること
5. 100%関与 100%物事に関わること
6. 責任感 自分が関わったことから生じた結果に責任を持つこと
7. パートナーシップ お互いの利益となる環境を作ること
8. コミットメント 帰還不能点に立ち、どんなことがあっても実行すること

偉業を成し遂げた人、身近な成功者、誰からも尊敬されている人、いわゆる一流の人に共通していることは、これら8点を本当に実施している人だ。

口だけでなかなか成功できない人には、言い訳、独断、勝手な思い込みが目立つ。
自信を持ちたいか持ちたくないかは、自分自身が決める問題だ。

ちなみに、私の机の前にはこの「成果を出すための原則」が貼ってあり、これらの言葉が決断の手助けをしてくれている。

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林衛
IT戦略とプロジェクトマネジメントを中核にITビジネスのコンサルティングを行うアイ・ティ・イノベーションのファウンダーであり社長を務める。◆コンサルの実践を積みながら英米のIT企業とかかわる中で先端的な方法論と技術を学び、コンサルティング力に磨きをかけてきた。技術にも人間にも精通するPM界のグランドマスター的存在。◆Modusアカデミー講師。ドラッカー学会会員、名古屋工業大学・東京工業大学などの大学の講師を勤める。

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