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伸びる人と伸びない人


伸びる人と伸びない人を比較する方法は、簡単だ。

伸びる人は「未来を語り」、伸びない人は「過去や今に固執」する。
自然とこのことは、会話を聞いていると分ってくる。
伸びる人の会話は常に前向きで、常に未来の割合が、高い。
大体60%程度が、未来や将来について語っている。現在の話は、30〜40%、過去の話は、10%以下である。現在を起点に、未来が対象なのだ。
これに比べて、伸びない人は、過去に固執している過去の割合は、50%以上だ。
殆どの会話は、現在かあるいは過去の話であって、未来の楽しい話は少ない。
また、伸びない人は、最初から見返りを期待している。怪しい考えは、栄えたためしがないし、楽をして得られるものは、たかが知れている。

伸びる人は、与え好きで、ギブが、テイクを大きく上まわる。時には、ギブ−ギブでも平気で明るい。人生の元本は、与えることで増えていくと考えられる。
与えること無しに得られるものは無いわけだ。
未来が、希望に溢れていて、今の持ち物にこだわりが無いからだ。

日本には未来を語る人が不足していると、筆者は痛感している。

皆さん、もっともっと熱く未来を語ろう。
そんな人が日本に増えれば、大きな素晴らしい世界を力を合わせて設計できるだろう。

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林衛
IT戦略とプロジェクトマネジメントを中核にITビジネスのコンサルティングを行うアイ・ティ・イノベーションのファウンダーであり社長を務める。◆コンサルの実践を積みながら英米のIT企業とかかわる中で先端的な方法論と技術を学び、コンサルティング力に磨きをかけてきた。技術にも人間にも精通するPM界のグランドマスター的存在。◆Modusアカデミー講師。ドラッカー学会会員、名古屋工業大学・東京工業大学などの大学の講師を勤める。

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