PM-WaiGaya
コンサルタントのトーク動画
コミュニケーションとは何であろうか?
プロジェクト活動を行なう上で必要な能力の一つにコミュニケーション力がある。最も重要な基礎能力だろう。
それではコミュニケーションが、うまくいっていない状態は、どのような状態をさすのだろうか考えてみよう。
2人のコミュニケーションであれば、双方の伝えたい事柄の「意味」が、伝達できていない状態を示すだろう。
そもそも、相手の話を聞かなければ何も無いわけだが、話を聞かない人は意外と多い。
これは、コミュニケーションの第一歩だ。中途半端に自分が優秀だと思っているマネジャに人の話を聞かない人が多い。
さらには、相手に対して何らか動機付けを行なう場面や仕事の指示、相談などのことを考えると伝えたい意味だけでは不十分で「感情」も伝えなければならない。
人は、何かが伝わってきたとき「意味」「感情」の2つの要素で納得し、同意してはじめて動く。つまりコミュニケーションが出来ている状態になる。
プロジェクト活動に目を向けてみるとうまく行っていないマネジャの多くが、「意味」だけを伝えていることが分る。最初は、ビジネス上のことなので人は動いてくれるかもしれないが、長期的な仕事になると「意味」だけの伝達は、やがて感情的な齟齬を生み出し、修復不可能になる。
感情面のマイナスを積み上げたことになる。
長い間かかって積み上げたものだからそう簡単には、解消しない。
なぜ、私の言っていることを聞いてくれないのだと怒っても遅いのだ。
人間は、感情を優先する動物だということを理解しておかなければならない。
心底からやりたいことを感情を込めて誠実に伝えるのだ。
参考文献「コミュニケーション力」斎藤孝著(岩波新書)