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勘が働いてこそプロジェクトマネジャとして一人前


プロジェクトが、成功するか否かは、プロジェクトマネジャに掛かっていることは自明である。

それでは、プロジェクトリーダーとして身に付けていなければならない勘とは何か。
プロジェクト活動は一度しかない目標達成活動であるが、先がはっきりしない中で判断、決断、決定を強いられる。

プロジェクトではマネジメント、リスクについての勘所が分っているかどうかが、成功への分かれ目になることがしばしばある。ITを活用するという領域の中で近い将来に何が起こるかを見通す力だ。

勘が働くということはどのようなことなのだろうか考えてみよう。

「実施しているプロジェクトが、ITプロジェクトであるならITについて明るく、豊富な経験があり、IT世界の土地勘が働くということである。」

挑戦している領域の土地勘がなければ、少ない情報から感じ取ることも判断することも出来ないし、ましてや今までの方針に注文を付けたり運営自体の変革を行なう勇気も出ないだろう。

間違ってはならないのは、土地勘は、プロジェクトマネジメント特有の専門性さえあれば働くのではなく、ITの世界で正当に苦労した経験の結果得られるものだ。IT経験無しで勘は得られない。
以下の要素は、どれも大切だが、突然得られるものではなく、意識的に長期に問題意識を持ち努力した人だけに与えられるご褒美である。

1から3を中心に勉強をしてPMとして一人前になれると考えている人が多いが、4以降の勘、勇気、人望まで備えた人が達人となれるだろう。

1.理論(方法論、手法)
2.実務経験(本当の仕事を本気で実行した)
3.型(手本やパターン)
4.勘(直観力、判断力、感度)
5.勇気(これも付加えよう)
6.人望(最後に周りの人が決める)

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林衛
IT戦略とプロジェクトマネジメントを中核にITビジネスのコンサルティングを行うアイ・ティ・イノベーションのファウンダーであり社長を務める。◆コンサルの実践を積みながら英米のIT企業とかかわる中で先端的な方法論と技術を学び、コンサルティング力に磨きをかけてきた。技術にも人間にも精通するPM界のグランドマスター的存在。◆Modusアカデミー講師。ドラッカー学会会員、名古屋工業大学・東京工業大学などの大学の講師を勤める。

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