PM-WaiGaya
コンサルタントのトーク動画
私は、今まで多くのIT組織のマネジメント層の方々とお付き合いさせていただいた。そこで、感じていることが2つある。
一つは、技術力向上よりもお金優先であり、顧客よりも自社優先のスタンスで物事を判断する傾向があることだ。「顧客へのこころ」は、重要だ。
もう一つは、「改善のこころ」が、乏しいことである。口では、当然のことのように「顧客中心」「限りない発展」などといっているが、行動が伴わない。社内にできないのに掲示するのは止めたほうが良い。
このような判断基準のまま顧客の重要プロジェクトに参画するとプロジェクト進行中に根本的な考えのレベルで顧客との間に齟齬が、生まれる。やがては、関係の悪化に繋がっていく。
顧客ニーズが、増加するにもかかわらずIT業界の発展を妨げる結果になるのではないか。私は、大変心配している。
ましてや、ここ2,3年収益が悪化しつつある状況下では、ますます顧客中心でコツコツ改善することから遠ざかっていくようだ。
もう一度、チームを再編成して、顧客や社員の「こころ」を見直そう。