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【鹿児島への旅】その2:旅の目的=柱を考える 


~新しい旅を創る、具体的な鹿児島の旅の行程(前編)~

 さて、鹿児島二泊三日の旅が、どんな楽しいものであったのか話をしよう。
私は、今回の鹿児島の旅の柱を考えた。柱は三つある。

①自然の風景と体感

 鹿児島県は、自然が豊かで特徴がある。今でも活動を続ける活火山で、カルデラ湾に浮かぶ桜島が有名だ。また、約100の温泉地があり、全国屈指の温泉王国でもある。私は、桜島と近場の温泉を楽しむことにした。

②幕末と太平洋戦争の歴史への関心

 島津家ゆかりの地、“西郷どん”に関わる地元の場所、そして、かつて旧陸軍の特攻基地が置かれた知覧で平和会館を訪れ、自身で感じること。

③豊かな食から選択し実感すること&天文館での思い出作り

 食と夜の街は、天文館周辺で何とかなると踏んだ。
名物には、黒豚、豚しゃぶ、首折れ鯖、鹿児島おでん、焼き鳥などがあり、食が豊かである。こちらも有名な鹿児島の焼酎と郷土料理が良く合う。焼酎もいろいろな味に出会えそうで楽しみだ。
また、平日・土曜日の夜は、クラブ、ラウンジ、スナックなども、にぎわっているようだ。あらかじめ鹿児島出身の確かな人にラウンジを紹介してもらった。初めて行くところは楽しみだ。

さて、鹿児島での実際の行動を振り返ってみよう。

●1日目 
 羽田から鹿児島空港へお昼ごろ到着。空港から鹿児島中央駅までは空港バスで向かった。約45分程度で到着。
予約したホテルに荷物を預け、徒歩で天文館(鹿児島一の繁華街・歓楽街の総称)へ、30分程度で天文館入り口に到着した。名古屋から来る友人とは夕方合流するので、夕食の場所を決定するための下見である。

 昼過ぎからやっている焼鳥屋へ入る。早速、生ビールと焼き鳥を注文し、郷土料理を楽しみながら、地元の人から夕食場所の情報を教えてもらう。鹿児島の人は誰でも親切だと感じた。予約したい鹿児島料理店の話をネタに、隣の人に話しかけ、その店が美味しく評判の良いことを確信した。焼鳥屋を後にし、夕食場所の予約を完了。

 再び運動も兼ねて徒歩でホテルへ戻る。ちょうどチェックインが可能な時間になり、ホテル自慢のかけ流しの温泉に入り(これは予約時から楽しみにしていた)、友人を待った。友人が到着したので、良い温泉だと入浴を勧め、18時に再び天文館にタクシーで向かった。予習済みなので迷うことなく店に到着。

 早速、鹿児島ゆかりの“首折れ鯖”、おでん、新鮮な野菜などを堪能する。おすすめの焼酎も良かった。20時過ぎまで飲み、続いて予約したラウンジへ。天文館の印象、料理の感動を披露する。鹿児島の文化、史跡、郷土料理などの話題などで柔らかい会話を満喫した。友人も私も充分満足し、ホテルへ戻ろうと思ったが、調子に乗ってもう一軒…バーで2杯。そしてタクシーでホテルへ。かけ流し温泉を再度堪能して就寝。充実の初日を終え、疲れて朝までぐっすり眠った。

旅は、二日目、三日目へとつづく(次号に続く)
 


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林衛
IT戦略とプロジェクトマネジメントを中核にITビジネスのコンサルティングを行うアイ・ティ・イノベーションのファウンダーであり社長を務める。◆コンサルの実践を積みながら英米のIT企業とかかわる中で先端的な方法論と技術を学び、コンサルティング力に磨きをかけてきた。技術にも人間にも精通するPM界のグランドマスター的存在。◆Modusアカデミー講師。ドラッカー学会会員、名古屋工業大学・東京工業大学などの大学の講師を勤める。

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