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【鹿児島への旅】その1:おや?いつもとちがうぞ


~新しい旅を創る、新たな自分を発見~

 私は3年ぶりに国内の旅行を再開した。3月に思い付きで鹿児島への二泊三日の一人旅を決めた。

 なぜ鹿児島かといえば、九州の主要都市で鹿児島だけ行ったことがなかったからだ。北海道から九州、沖縄まで様々なところへ出張や旅行で、それなりに行ったことがあり、九州では博多、長崎、佐賀、熊本、宮崎そして種子島へは複数回行っている。それなにのなぜか鹿児島は訪問したことがなかったのだ。空いている穴を埋めるつもりで鹿児島行きを決めた。

 当初、私は気楽で気まぐれな一人旅を予定していた。しかし、気楽な旅といってもせっかく訪問するのであるから、事前に情報収集をすることにした。鹿児島大学へ進学した高校時代の同級生や鹿児島出身の知人・友人・社員から、鹿児島の気質、観光名所、名物、歴史、有名人などの鹿児島についての話を聞いた。本やインターネットで調べるよりも現地に詳しい人に尋ねるのが確実だ。その後、インターネットで詳しく調べてみることにした。

 最初は、往復のフライトと宿だけ取って、何を行うかは現地で決めれば良いと思っていた。しかし7-8名の鹿児島関係者から情報が集まってくると、自分が何をしたいか、何に興味があるのかが分かってくる。やるべき行動の中身が溢れてくる。

 今まで旅の計画はパターンが決まっていた。ホテル、食事、二次会、ゴルフ場、プラスアルファで名所巡りをほんの少し。今回はゴルフを外すことで、今までとは違う新たな何かを探していた。また、ゆったりとした時間を作りたいと考えていた。

 さて、一人旅で鹿児島に行くことを親友に話したところ、私の旅に合流してくれることになった。これは、ありがたい。普段からよく会っている友人であるが、二泊三日の旅は久々である。ゆっくり時間をかけて話ができるのも楽しみだ。友人の参加で一人旅の予定は無くなった。楽しみ倍増だ!

 今回も計画で最初に決まったのは、評判の良い温泉付き宿と食事場所、そして二次会の場所として天文館(鹿児島一の繁華街・歓楽街の総称)であった。これが決まると名物料理、酒など、夜の予定は次々と決まってくる。

 次に、鹿児島で行くべきところ見るべきところを決めなければならない。歴史的な遺産(武家屋敷・特攻平和会館など)が残る町「知覧」、島津家ゆかりの大名庭園「仙厳園」、西南戦争の最後の激戦地であり西郷隆盛の終焉の地「城山」、大河ドラマに関係した場所、そして桜島へ渡るか否か、桜島をどこまで知るか。行動する材料がだんだんと増えるにつれて、選択と計画化が必要になる。元々気分転換・リラックスを重視した旅を予定していたので、できるだけ無理はせず、観光満載詰め込みツアーのようになるのは避けたかったが、旅の材料が溢れ出してきてしまった。どうしたものか?

 私は、元来、歴史が好きで、特に幕末に日本を変革した人々には興味があり、そのような変革がどのような風土・土壌で生まれたのか知りたいと思っている。その点では、大河ドラマの舞台になっている場所には行ってみたいと考えていた。鹿児島は、まさにその舞台(大河ドラマ「西郷どん」)である。島津斉彬、西郷隆盛、大久保利通など他の人物についても知識はあるが本当はわかっていない。

 鹿児島には、様々なものがある。幕末ゆかりの場所、桜島、特攻隊の基地、島津藩のお殿様・西郷隆盛・大久保利通などの歴史を変えた人物、その歴史を変えた人物を支えた女性たち、薩摩気質、薩摩弁、城山、天文館、焼酎、黒豚、豚しゃぶ、鯖、地鳥、鹿児島おでん・・・・

さて、どうしよう・・・・
実際に、どのような旅になったのか、次のブログに書こう!(次号に続く)


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林衛
IT戦略とプロジェクトマネジメントを中核にITビジネスのコンサルティングを行うアイ・ティ・イノベーションのファウンダーであり社長を務める。◆コンサルの実践を積みながら英米のIT企業とかかわる中で先端的な方法論と技術を学び、コンサルティング力に磨きをかけてきた。技術にも人間にも精通するPM界のグランドマスター的存在。◆Modusアカデミー講師。ドラッカー学会会員、名古屋工業大学・東京工業大学などの大学の講師を勤める。

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