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忙しいときこそあたまのキリカエが、大事 - 断食のすすめ -


私は、11月6日から9日間の伊豆川奈で断食生活に入った。
シャバの忙しさから逃れて間逆の生活を楽しんでいるのだ。

私にとって、断食の目的は、3つある。

①身体の健康維持と回復
②あたまのキリカエの時間の確保
③仕事の長期戦略とアイデアの考察と検討

身体の健康維持と回復

一つ目の「身体の健康維持」は、人間にとって何をするにも大切である。私の場合、仕事柄あるいは立場柄、多くの方とお付き合いがあり、幸いにも誘い誘われ、ということで、シャバにいるとなんだかんだで、殆ど休まず会食、酒を楽しむことになる。過去に、この習慣をやめようと何度も試みたのであるが、元来、飲むこと、付き合うことが、好きなのでやめられない。とはいえ、50歳を過ぎたころから特に酒に対する回復力が落ちてきているのは自覚している。
今年、還暦を迎えたが、夜の忙しさは一向に変わらない。対処策として2012年から始めた断食だが、いつのまにか4年目に入った。還暦を境に、断食を年二回にした。それは、私の身体が、半年に一回の回復期間を要求しているように感じたからだ。
私の取り組んでいる断食療法は、りんごの入ったニンジンジュースを中心としたもので、一日1000キロカロリーほどのジュースを取るものだ。慣れれば苦しいものではない。そして、9日間実践すると「やれた!」という達成感があり、何か自信を持てるようになるのだ。
断食中は、出社できないので何事も計画的になる。(社員には、迷惑をかけていると思うが。)
単純であるが、会社での一年間の計画に組み込み、自分を計画運用している。

あたまのキリカエの時間の確保

 当然のことながら身体が回復してくると心にも余裕が出てくる。身体の健康が、心の健康につながり、視野が広がり、日ごろの余裕のない状況では思いつかないような発想が生まれてくる。実際、目の前の仕事に追われていると視野が狭くなり、月並みの解決策や遣っ付け的な発想しか浮かばなくなる。忙しさの外に自分を置いて、冷静に客観的に自由に、なすべきことを考えてみる。また、人は、過食状態であると、当然ながら胃や腸などの内臓に血液が取られて、頭に十分な血液が供給されない。その結果、頭が良く回らないのだそうだ。断食に体が慣れて、飢えを感じない状態で、十分に脳に血液が送られると、意識がハッキリとして、良い考えが浮かぶ。
一人で断食に入り2-3日経過すると(食も酒も絶っているので)普段と違い時間がやたらとできてくる。しかし、良い考えは、時間さえできれば浮かぶと言うものでもない。新たな発想や気付きは、目的と違うことをしているときに、発作的に、あるいは、何かをしようとしたときに、反作用的に現われる。私は、心の健康がもっとも大切で、心に余裕をもたらす上での重要な要素が、身体の健康であると思う。身体の健康が得られてはじめて、良い発想が浮かぶ必要条件が整うといっていいかもしれない。
 この条件が、整えば、落ち着いて物事を深く考えることができるし、新たな発想や視野のキリカエも容易にできるようになる。

仕事の長期戦略とアイデアの考察と検討

そんな事で、風呂やサウナの中、自然の中での散歩中に、持ってきた仕事の検討中に、・・・・。

本年度の実績と予測の数字をながめる。
うまく行かない点や上手く行っている点を見極める。
そもそも論から考えてみる。
何故そのように行っているのか、自分なりに納得のできる理由付けを行う。
今期計画中のイベントにおいて具体化の検討、人の配置。
新製品や新たなサービスのアプローチ。

アレ?この数字?
コレが計画されているのに、なぜアレは検討されていないのか?
イベントは、毎年苦労しているので、複数年で計画を考えよう。 など

戦略を検討したり、確認するときに私が重要なポイントと考えているのは、計画実績のレビューと戦略項目を違う発想や視点で視る事である。
視野を広くする。時には狭くする。時間軸を変えてみる。項目と別の項目を組み合わせてみる。いろんなアレ?が、欲しいのだ。
決めてないことだけではなく、決めたことも疑ってみる。なんでもありである。

私は、これからも断食を続けていこうと思う。皆さんも如何ですか?

※ 断食をはじめたころのことを詳しく書いているブログが見つかりました。
2013年11月20日 「断食で生き方と仕事を見直す」

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林衛
IT戦略とプロジェクトマネジメントを中核にITビジネスのコンサルティングを行うアイ・ティ・イノベーションのファウンダーであり社長を務める。◆コンサルの実践を積みながら英米のIT企業とかかわる中で先端的な方法論と技術を学び、コンサルティング力に磨きをかけてきた。技術にも人間にも精通するPM界のグランドマスター的存在。◆Modusアカデミー講師。ドラッカー学会会員、名古屋工業大学・東京工業大学などの大学の講師を勤める。

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