桜が咲き、初々しさがある学童、学生、社会人を見ると、いよいよ新年度に入ったのだと実感します。
さて私が社会人の門を初めてくぐったのは、まだバブルの余韻が残る1991年4月、早いもので社会人24年目に入りました。
この時期になると毎年感じることであり、2013年3月27日の『新入社員は、職場で何を感じるのか?』で書いたことを改めて思い返しました。
その内容の一端をご紹介します。
新入社員にとってどのような職場であると感じるのか? その第一印象は、その後の会社人生にとって、その人の価値観を左右する重要なポイントだと思っています。
大人が子どもを育てる場合、まず一番重要視して伝えていることは「道徳」だと思います。
例えば・・・
・人に会ったら「おはようございます」、「こんにちは」、「こんばんは」と挨拶をしなさい
・何かをしてもらったら「ありがとうございました」と言いなさい
・相手にとって失礼なことをしたら「ごめんなさい」と言いなさい
・何かをお願いするときは「お願いします」と言いなさい
・人の物を借りるときは「借りてもいいですか」と言いなさい
・チームの輪に入るときは「入ってもいいですか」と聞きなさい
人は、どのようなことで真に相手に敬意を払うのか? それは、相手の行動に見られる道徳的な価値観に対し、敬意を表することが出来た時であると感じています。
前回のブログで書いた『言行一致』でお伝えしたかったことも同じです。つまり自分がが言っていることと行動していることが一致していて、かつ相手に対する思いやりの心を持ち合わせていれば、周りの方も信頼を寄せ、積極的に協力していただける状態を築けるのだと思います。
かつてNHKで放映された『坂の上の雲』の主題歌Stand Aloneの一節に「凛として旅立つ 一朶の雲を目指し」とあります。この『凜』、デジタル大辞泉によると『態度・容姿・声などが、きびしくひきしまっているさま。』とあります。
仮に自分が『凜としている』と思っていても、周りの人がそのように感じなければ、つまりは出来ていないということになります。
襟をただし、凜として、2015年度を新鮮な気持ちで取り組むと改めて決意させられる春の光景でした。
皆様はこの時季、どのような気持ちが新たになりますか?