今年のゴールデンウィークは比較的晴天が続いたため、野外活動を楽しまれた方も多かったのではないかと思います。
私も3日(土)~6日(火)までの4連休は、普段仕事では接し得ない近所のご家族と一緒にゴルフやバーベキューなどを楽しみ、心身ともにリフレッシュできました。
その一方で折角のお休みなので、今のICTでキーワードとなっているビックデータについて改めて勉強し直したり、将来の働き方を記載した2013年度のベストセラーであるリンダ・グラットン氏著の『ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉』を読みながら、一緒に遊んでいる子供たちの将来に向けて、我々大人は何を残せるのかについて考えてみました。
例えば、ICTの発達により毎日オフィスに出勤し皆で一緒に仕事をする風景は当たり前では無くなる一方、24時間365日、仕事に追われ休む間が無くなります。また仕事を進める上で場所と時間が問われなくなると、一部のプロフェッショナルな人材がコンピュータ、そして徹底的に無人化した工場と物流の仕組みにより生産活動を行うことが出来るため、これまでの世界で必要とされてきた労働力は不要となります。ホワイトカラー人口の激変ですね。
さらにビックデータの活用により言葉の壁も無くなります。膨大に蓄積された文字や音声情報より、適切な同時翻訳が出来るようになる可能性が高まっているためです。
そして将来は、人にとってロボットも無くてはならない存在になります。ビックデータを処理可能な人工知能を有するロボットがあたかも意思を持って行動し、医療、介護、清掃などの現場で活躍する可能性があるからです。
最後に生身の人間は・・・・
iPS細胞に代表される再生医療やDNA操作等による医療革命により、人間の寿命は200年以上になるとも言われています。
さてこのような便利で、人がいつまでも生き続けるような世界になったときに、人は何を想うのでしょうか?
ここまで記載したことが、本当にいつ実現されるのかは私には分かりません。しかし今の様々な技術が進化し続けてゆけば、半世紀後には実現されているかもしれません。
そのような世界にもしなったとして、人は人としてどのように生きてゆけば良いのか?
それこそが、我々大人が将来に残すべき最も大切なことの1つではないか!
そのようなことを考えさせられた、ゴールデンウィークでした。
皆様のゴールデンウィークはいかがでしたでしょうか?