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「3.11を迎えて」


 私は、その日インドのプネにいた。私の携帯から日本とのコミュニケーションが消えた。数時間かけて会社や家族との音信が再開し、何とか日本の状況を正しく理解できた。インドの人たちが、状況を理解し協力してくれたことを昨日のように覚えている。あれから3年が過ぎた。

 本日はお客様二人にお会いして、その後、あるプロゴルファー主催の震災チャリティゴルフセミナーに参加した。女子ツアーで優勝経験のあるプロと、有名大学でゴルフ理論の博士号を取得されたプロとのコラボレーション企画である。知人のFさんから件の博士女子プロを紹介されたのが、今回の企画参加のきっかけである。

「練習をしないでいかにゴルフの本質を知るか」、セミナーの内容は、大変興味深く、明日からのゴルフに参考になるものだった。(アマチアのやっている練習のほとんどは、間違っているかもしれない。)

まず、第一にゴルファーであるならば、人間の体の構造を意識しながらプレーする、この感覚をいかにして知りうるか、が課題である。下半身を固定し、頭を固定してスウィングする。聞けば、理にかなっているようだが、素人がそれを聞いて本当に実践できるかが問題なのである。そこで、セミナーの前半は、人体の骨の構造を元に、肩を回すということ、腰をどのように回すか!ということ、また、ボールを打つという動作には、人の骨の構造から何をすることが効果的なのかということを学んだ。本来、腰は思ったほどには回らない。所謂”腰を回す”ということが物理的には、どのようなことなのかをほとんどの人は実は知らない。

次に、第二の課題は、ゴルフは精神的な部分で取り組むべきことが大きいということだ。ゴルフをするということを、どのように捕らえ、どのように考えていくか、という問題である。どんな良いスコアーでも悪いスコアーでも実現してしまえば過去の出来事である。それよりも、これから先を、どのようにプレーするか、が一番大事なことなのである。過去に生きるより、未来に生きるゴルフをする。これは、実のところ経営と同じである。どのような状況にあっても16番、17番、18番ホールの一つ一つのショットを丁寧に集中して取り組む。自分の力を出し切る。終わったホールは忘れる。プロもそのように考えているのだ。勉強になった。

未来につながるゴルフをしよう!私は、このことに気付いた。

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林衛
IT戦略とプロジェクトマネジメントを中核にITビジネスのコンサルティングを行うアイ・ティ・イノベーションのファウンダーであり社長を務める。◆コンサルの実践を積みながら英米のIT企業とかかわる中で先端的な方法論と技術を学び、コンサルティング力に磨きをかけてきた。技術にも人間にも精通するPM界のグランドマスター的存在。◆Modusアカデミー講師。ドラッカー学会会員、名古屋工業大学・東京工業大学などの大学の講師を勤める。

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