【セミナー概要】
なぜ、今アーキテクチャが必要とされるのか?
企業は多様化・複雑化する IT 投資を従来の「プロジェクトの QCD 視点の ROI(投資収益率)」から、「ビジネス戦略に基づいた IT アーキテクチャ視点の ROI」に考え方をシフトする必要がある。その役割りを担うのは従来の PM や PMO ではなく、「アーキテクト」である。アーキテクトはグローバルでも急速にその重要性を認知されつつある IT の職種で、どのような役割りを担い組織の中でどのように位置づけられ、どのように育成できるかを理解します。
本講座では、ITアーキテクトにフォーカスした国際団体であるIASAが策定したITABoK(IT Architect Body of Knowledge) の概要理解とディスカッションを通じて、その必要性について理解を深めます。
◆第一部:IT部門の「真」の問題とは?
企業内のIT 部門が直面している様々な課題に焦点を当て、その主な要因と打開策の選択肢を考えてみる。そのためにグローバルで起こっていることや参加者の声も反映しながら、その課題認識と、現状を掘り下げる。
≪ディスカッション1≫現状の主要な課題と考えられる対応策・解決策とは?
≪ディスカッション2≫ビジネス戦略からプロジェクト実 施までのあるべきプロセスとは?
◆第二部:問題だらけのプロジェクト、解決法!
なぜシステム開発はうまく行かないのか?ビジネス戦略とIT戦略は、なぜ真に整合できないのか?等々、ビジネスにとって価値あるIT化を実現するために、必要な様々な問題や課題と、その解決方法について理解する。
≪ディスカッション3≫ビジネステクノロジー戦略を作成する。
◆第三部:ビジネス・アジリティ(俊敏性)を実現する5つのステップ
企業の「アジリティ(俊敏性)」はどのようにして具現化されるのか?その勘所と5つのアクション・ステップ例から考察する。
~講師ご紹介~
【 梶川 哲生氏 】
ブルーオーシャン&カンパニー合同会社CEO、MBA (株)アイ・ティ・イノベーション・パートナー兼ITアーキテクト
複数のグローバル企業でCIO, COO職を含む上級幹部職の経験を有し、日本及びアジア地域の組織とオペレーション・マネジメントに精通。IT分野をはじめ金融情報サービス、小売り消費財、及び、医療業界に渡り幅広い経験を有する。特にグローバルで複雑なビジネス環境の中で、情報テクノロジーを活用したプロジェクトの運営や事業再構築プログラムのプランニングを実施、ビジネス戦略とIT戦略のブリッジを得意とするITアーキテクト。都内の大学・大学院で、非常勤講師も担当。
開催日時 | 2014年2月5日[水]10:00~18:00 |
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会場 | アイ・ティ・イノベーション品川オフィス |
受講対象 | ユーザー企業の業務部門、およびシステム部門のリーダーの方 |
受講料金 | 60,000円 ※消費税、テキスト代(5,000円)別途 |