私の住まいの近所に素晴らしいオーディオのあJAZZの店があり、古いLP版を聞きながら、好きなJAZZプレーヤーの話で盛り上がる。私は、根っからのJAZZファンで、最近は、才能ある若いJAZZミュージシャンを見つけて応援もしている。
20年ほど前にJAZZは、一時的に廃れかけたが、2000年あたりから再びJAZZの人気が戻りつつある。良い傾向だ。日本をはじめとし欧米の経済は、相変わらず低迷中であるが、このような時期にJAZZが、盛り上がるのは、何かわけがありそうだ。世間に構造的な問題が生ずるときに、どういう訳かJAZZが流行る。難しい時代にJAZZが求められるのかもしれない。
・クリフォードブラウン・ウイズ・ストリングス
・スタディ・イン・ブラウン
・ハービー・ハンコックの処女航海
・ポール・チェンバースのベース・オン・トップ
・マッコイ・タイナーのトゥデイ・アンド・トゥマロウ
・オスカー・ピーターソンのガール・トーク などなど
私は、マイルスよりもクリフォード・ブラウンの暖かなトランペットが好きだし、コルトレーンよりもデクスター・ゴードンの泥臭さが好きだ。ハロルド・ランドのテナーもよい。また、ピアノは、オスカー・ピーターソン、ビル・エバンス、チック・コリアなどのテクニシャンよりマッコイ・タイナー、トミー・フラナガン、ハービー・ハンコックなどの情緒派が、好きだ。60年代のJAZZは、輝いている。
戦後の復興期、私の高校時代(70年代初期)、そして、今JAZZが、形を変えて現れる。 2000年代のJAZZの特徴は、若者が支えていることだ。社会人として海外で勝負する若者は、減少する一方であるが、JAZZの世界で、グローバルに活躍する若者は、むしろ増えていると思われる。
現代のJAZZを支えている若いJAZZミュージシャンには、特徴がある。
・正当な音楽教育を受けている(高い音楽性)
・男性中心の楽器に女性が、進出(トランペット、サクソフォンなど)
・苦労人風ではなく最初から正当に実力を評価され様々なジャンルに登場
難しいことをごく自然にこなしてしまう才能あるミュージシャンが目立つ。JAZZは、古来からある日本の文化とよく融合して、欧米のJAZZと は、何かが違う良さを醸し出す。名のある熟年のJAZZも魅力的であるが、若く才能あふれるJAZZも心地よいし、聴衆は、元気をもらう。私は、月2回のペースでいろいろなJAZZバーを訪ねる。東京、大阪、神戸、名古屋、欧米出張時には、その町で、時には、 大連、上海でもJAZZを探して行く。計画的にも行くし、気が乗って突然行くこともある。いずれの場合 もかなりの気分転換になる。音に酔い、その時間は、心地よさに没頭する。
寺井尚子(バイオリン)
上原ひろみ(ピアノ)
市原ひかり(トランペット)
小林香織(サクソフォン)
中垣あかね(ボーカル)
寺井尚子、上原ひろみは、ベテランの領域ですが、市原ひかり、小林香織、中垣あかねは、新鋭です。
日本のJAZZよ、広く世界で活躍してほしい!!!
さあ、今日は、ローラ・フィジーを聴こう。