今年の3月後半に差し掛かってから私のゴルフは、不振を極めている。
昨年の秋ごろから世の全体に不況感がただよい各社いろいろな経営手段を講じてきたと思う。我社もご多分に漏れずコスト構造の変革に取り組んできた。11月末には、不況に輪をかけて例のインド、ムンバイでのテロが勃発しダブルパンチとなった。
私もゴルフは、実に経済状況に同期を取るかのようにあえいでいる。そもそも、健康と気分転換目的で4年ほど前に再開したゴルフであるが、ボギーもなかなか取れないほどの不振ははじめてである。
● 4月5日 親睦ゴルフ(赤羽ゴルフクラブ)での91を最後に
● 4月18日 ITIの17回ゴルフコンペ
(鳳琳カントリー、私のメンバーコースで分かっているはず?)
● 4月28日 親睦ゴルフ
(松尾ゴルフ倶楽部、初めて行ったコースで池がいっぱい)
● 4月29日 親睦ゴルフ(日光カンツリー、バックティー、7100ヤード)
の3回のラウンドで、連続100を切れなくなってしまった。私は、本来、典型的な中級(正確には中の下)ゴルファーであるが、昨年の年間アベレージは、93ぐらいで、難コースや7000ヤード近い、バックティーからプレーした際には、100程度になる腕前である。メンバーコースである鳳琳カントリーのハンディは、21.6である。
4月18日の弊社のコンペでは、前回の優勝(89)したこともあり、相当入れ込んでいた。自分の主催しているコンペで過去17回中4回の優勝を果たしている。
4月のゴルフショックで計画していたゴルフにもモチベーションが全く上がらない。
不振の原因を分析してみた。原因は3つある。基本に戻って見直してみた。
1.平常心が無く、気持ちで負けている
2.アドレスが知らず知らずのうちに狂っている
3.アドレスが、原因であるのにショットを手で調整したために、ますますショットが手打ちになり、ダフリやシャンクの原因を作ってしまった。
4.結果として小さいスイングで早打ちになった。
そのために、池越えや谷越えなどが怖くなり、のびのびとしたショットが打てなくなり最悪の結果になっているということだ。また、ドライバーは、自信の無い中途半端なショットが、曲がりやダフリをよびこみさえない。こうなるとパターまでおかしくなり3パットをたびたびたたいてしまう。
ここ2週間の間に、気持ちを切り替え、結果を気にしないようにし開き直ることにした。
1. 欲を捨て、無心になること。
2. 自分の出来ることだけを淡々と行うこと
3. 予測と結果を検証すること。修正が、必要であれば、ほんの少しずつ直すこと
つまり、一旦アドレスをしたら、結果を気にせずクラブヘッドをロフトの設計どおりのスイングを行うことを心がけた。クラブヘッドの重さを感じながらクラブなりの仕事をさせるのだ。決して飛ばそうとしないし、欲張らないようにした。
最初に、グリーン周りのアプローチショットが、良くなり、次にパター、ドライバー、ユーティリティの順に正常になっていった。ミドルアイアンの精度はまだ、いまいちだが、スコアーは、90台の前半に戻ってきている。
やる気も徐々に回復してきている。経営とゴルフは、ある意味では似ている。
どちらも面白いし、思うようには行かない。そこが、止められない原因かもしれない。
これから夏に向かうが、どんな結果が待っているのか楽しみだ。