PM-WaiGaya
コンサルタントのトーク動画
「コミュニケーション」という言葉の語源を辿ると、「分かち合う」という意味だそうだ。
会社組織の中では、たびたびコミュニケーションの問題が発生している。人が構成要素になっている組織では、コミュニケーションが基礎となることは自明であるが、なかなかうまくいかない。
なぜだろう。それは、私たちが育ってきた環境(親子関係、家庭、学校、近所づきあい、会社)に存在している。広辞苑を引くと「社会生活を営む人間の間に行われる知覚、感情、思考の伝達」とあり、言語、文字、その他視覚、聴覚に訴える各種のものを媒体とする。
現代におけるコミュニケーションの問題とは何であろうか?コミュニケーションが良くない場合には何が起こっているのであろうか?
私は仕事がらIT組織の人々と仕事をしている。問題点を整理してみよう。
1,2,3は典型的なコミュニケーションがとれていない状態であるが、同じ方法を繰り返してもうまくいかないだろう。
私の知人で精神科の医師に解決方法を尋ねたことがある。答えはこうだ。コミュニケーションの語源のとおり「分かち合う」部分をあの手この手で努力して大きくするしか方法はなさそうだ。言葉や文字だけではなく、感情を交えて、また身ぶり手ぶりなどの態度も駆使して伝える。この答えを聞いて私はすっきりした。
なぜならば、もっと難しい方法があるかも知れないと思っていたからだ。
私は経験的にコミュニケーションが上手な人は、聞き上手だと考えている。相手の考えをあの手この手で聞き出し、自分の考えを「分かち合う」、決して話し上手がコミュニケーションの達人ではないのだ。
明日からもっと人の話を訊くようにしよう。(訊くとは尋ね聞くという意味)